For you

「いじめてなんかないよ。ただ一緒にふざけてただけだよ。」
この言葉に違和感があるのは、もちろんいじめられっ子だろう。いじめられっ子にしてみれば、一緒になんてふざけてるわけがない。だとしたら何でその子だけが傷つかなければならないだろう。だとしたら何でその子だけが悔しさと恐怖で誰にも言えずに泣かなければならないだろう。その涙の説明がつかない。彼にとってそれは紛れもない恐怖でしかないのだ。
ふざけているかどうか、冗談なのかどうかを決めるのは、もちろんやられているほうに決まってる。やられているほうが違うとかんじれば、それは間違いなく違う。やられたほうにも責任があるなんて考えるのは、ただの言い逃れに過ぎない。「ふざけていただけ」「冗談だよ」こんな言葉はまるで意味を持たない。考えるべきところはそこではない。相手が傷ついたという事実。それだけがまぎれもない事実なのである。
またやってしまいました。1週間前に決意したばっかだったのに。やっぱ笑ってる顔が素敵だと思う。なんにしたって。笑っててほしいと思える人が大事だと思う。