パッチギ


監督:井筒和幸 出演:塩谷瞬 高岡蒼佑 沢尻エリカなど
「世界は、愛で変えられる」
線引きの難しい問題。ただの川なのに、そこには幾重にも重なった意図があり、思いがある。日本と朝鮮。その先入観と無知。その狭間で揺れる恋。民族という壁を乗り越え。過去という壁を乗り越え。未来に進む。
朝鮮人になれますか?」
対立する国との間で。人為的に簡単に線引きがなされる。その線は果てしなく重い。渡るのには相当の覚悟が必要だけど決して渡れないわけじゃない。どんなに深く流れが強くても渡れないことはない。双方から渡ってくれば、進むは距離は半分でよい。そこは川なのだから。昔からある川。そこにつけた意図は人為的なものだからこそ、人の手ではずすことができる。そこに争いがあったとしても。つけるのは白黒だけじゃなくて。歩み寄ったという証。川の中間まで来れたという証。とめられることは何もない。
さすがに格闘シーンが多かったけど、でも楽しい映画だった。沢尻エリカがかわいいのです。