バレンタイン

当たり前っていうことが一番尊くて、儚い。風邪ひいて普通じゃなかったり。一番身近にいてくれる人がいなくなったり。一番近かった声が遠くなったり。なくてはならないことなのに、ちょっとしたことで壊れたり。儚くて、尊い
久しぶりに聞いたその声は、久しぶりでも変わってなくて。でもそれを受け入れる自分が変わっている。当たり前のことが当たり前じゃなくなった今があって。その今の中にいる自分だから。でもそれは悪い意味じゃなくて。むしろ逆。変わっていないその声を、ありがたく感じることができる。当たり前のその声が、当たり前じゃなくなって。尊い。尊くて、うれしい。儚いからこそ、大切にしようって思える。
その声を聞いたとき、思わず泣きそうになってしまいました。
ハッピーバレンタイン。